オレンジノートとは

オレンジノートができるまで

障がいのある子ども家族にもって藍住町で暮らす親たちは、わが子の居場所、活動の場を願っていました。そこで、親たちはともに力を合わせ、わが子が地域で活躍できる場として、福祉サービス事業所「ひだまり」をつくりました。

平成15年以降、福祉制度は今までにないスピードで大きく変わり始めます。
たくさんある福祉サービスのなかから「ひだまり」は、大人になった障がいのある人たちのため、就労支援のサービスを選ぶことにしました。

さらに平成24年には、障がいのある子どもの放課後支援のサービスが誕生します。
親たちは、次世代の親たち、これからの地域を担う子どもたちのためと、子どもへの福祉サービスもつくることにしました。

そして「ひだまり」は、「オレンジノート」と名前を変え、大人と子どもの両方の福祉サービスを行うことにしました。

親たちが力を合わせて立ち上がった頃から数十年。
かつて、親たちが切に願った希望の場所が、「オレンジノート」です。

運営方針

オレンジノートは、親の希望から始まった、障がいのある人のための場所です。
ここでは、障がいのある人が自分の生まれた地域で生活ができるよう、社会参加を中心とした福祉サービスを提供します。

  • 常に先進・専門的な技術・情報をもって、福祉サービスを提供します。
  • 福祉サービスの提供が漫然かつ画一的なものとならないよう配慮します。
  • 福祉サービスの内容について、本人や家族が理解しやすいよう、多様な方法を用いたていねいな説明を行います。
  • 福祉サービスの提供に当たっては、地域との結び付きを重視して、福祉・教育・医療その他の専門機関との連携に努めます。
  • ライフサイクルを意識して将来を見据えた上で、提供した福祉サービスの質の評価を行い、常に支援内容の改善を図ります。
児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援
  • 児童発達支援・放課後等デイサービスにあっては、児童福祉法及び関係福祉法令を遵守し、支援が必要な子どもに対して、事業所において、生活するために必要な支援を行います。
  • 保育所等訪問支援にあっては、児童福祉法及び関係福祉法令を遵守し、支援が必要な子どもに対して、保育所・学校等を訪問し、障がいのある子ども以外の子どもとの集団生活への適応のために必要な支援を行います。
    その際は、子ども本人の最善の利益の保障を優先して考慮するよう努めます。
  • 子どもの心身の状況を把握し、障がいの有無にかかわらず子どもたちが共に過ごせる環境を目ざした地域社会への参加・包摂(インクルージョン)を踏まえ、その特性に応じた個別の支援を提供します。
  • 子どもの成長・発達の過程において重要である家族について、福祉サービスの提供を通じて家族の就労を支えることを大切にします。
就労継続支援B型
  • 障害者総合支援法及び関係福祉法令を遵守し、就労の機会・場を提供し、生産活動を通じて就労の訓練を行います。
    その際は、能力や適性にあわせて働くことにチャレンジできる社会を目指すため、本人が希望する働き方を第一に考えるよう努めます。
  • 常に一般就労の可能性を探るとともに、それを希望する人については、一般就労の実現に向けて取り組みます。そして一般就労のみならず、福祉的就労も含めて多様な働き方の中で、社会全体で共に働くことを目指します。
  • 働くことに対する本人の希望を把握して、効果的な支援や配慮すべき事項を適宜検討するなど、その特性に応じた個別の支援を提供します。
  • 障がいの有無にかかわらず分け隔てなく働けるインクルーシブな雇用を実現できるよう、働きがいのある、働き続けられる仕事として、雇用の質の向上に取り組みます。

所長あいさつ

「親の想い」と「あたりまえ」の実現を

福祉サービス事業所「オレンジノート」は、児童支援と就労支援を展開する複合施設として改所し、新しくスタートしました。

障がいのある子どもを家族にもつ「親」が運営する当事業所は、親の想いを福祉サービスに姿を変えて支援を提供し、また、親だからできないことを専門支援員が行い、ともに成長していくことを念頭にしています。

「あたりまえに自分らしく暮らす」という法人理念のもと、地域社会の一員として、そしてかけがえのない人として、常に利用される人を中心に福祉支援を提供することを目指しています。

日常生活のおいて「あたりまえ」の実現に困難がある場面は多々ありますが、当事業所職員一丸となって、その人の活躍を支えていきたいと考えております。

特定非営利活動法人 藍住町手をつなぐ育成会 オレンジノート 所長 森 哲哉

組織紹介

オレンジノート組織図

ページトップ